こんにちは。
電験三種の出題範囲は膨大で多くの時間を勉強に費やさなければいけません。
「どれくらいの勉強で合格できるのか」と気になる方も多いはず。
2年3ヶ月の勉強、2回の受験でなんとか合格することが出来ましたので、その時の勉強時間に対する正答率を紹介していきます。
また、2回の受験の際に問題用紙に、◯:理解、△:自信無し、×:分からないを書いておきました。
それを利用してどの程度理解して回答し、合格に至ったのかも紹介します。
当然、「勉強時間=理解」ではありませんが、時間をかけて繰り返し勉強していくことが勉強内容の定着に繋がります。
今勉強している方にとって、次の受験までどれくらいのペースで勉強すればいいのか、またはどのようにスケジュールを立てればいいのか、そのような点で参考になればなと思います。
初年度受験
理論
勉強時間
1日平均1.5時間で3ヶ月(前年分)
1日平均2時間で4ヶ月
合計:375時間
正答率
20問中15問正解 → 合格
理解して正解:9問
自信無しだが正解:2問
たまたま正解:4問
この理論には10年分の過去問を3回解き、不安テーマを重点的に学習した状態で臨みました。
1回目の受験で合格することができました。
学生の時に学んだテーマがあったにも関わらず、理論が電験の勉強で最初に勉強を始めた科目ということもあり、多くの時間を費やしました。
半分近い問題を理解して解けたことが合格に繋がっています。(この年の合格点は55点)
電力1回目
勉強時間
1日平均2時間で5ヵ月
合計:300時間
正答率
20問中9問正解 → 不合格
理解して正解:7問
自信無しだが正解:2問
たまたま正解:0問
この電力には10年分の過去問を一度だけ解いた状態で臨みました。
やはり一度だけではきちんと理解できていない部分があったようです。
また、過去問だけでは対応できない問題もありました。
機械1回目
勉強時間
1日平均2時間で2ヵ月
合計:120時間
正答率
20問中9問正解 → 不合格
理解して正解:3問
自信無しだが正解:4問
たまたま正解:2問
この機械には半分のテーマを1度だけ勉強した状態で臨みました。
当然勉強不足でした。理解して正解できた問題が3問しかありません。
お試しで受けてみたものの、9問正解ですから案外当たってしまうものです。
次年度受験
電力2回目
勉強時間
1日平均2時間で5ヵ月(前年度)
1日平均3時間で4か月
合計:660時間
正答率
20問中15問正解 → 合格
理解して正解:11問
自信無しだが正解:3問
たまたま正解:1問
この電力は10年度分過去問を2,3回繰り返して解き、さらにテーマ別に3回以上解いて臨みました。また、前回の教訓をもとに予想問題集も1冊だけ解いています。
試験中は問題を十分理解した上で解き進めることができました。
B問題は全問正解です。
機械2回目
勉強時間
1日平均2時間で2ヵ月(前年度)
1日平均3時間で6か月
合計:660時間
正答率
20問中17問正解 → 合格
理解して正解:11問
自信無しだが正解:5問
たまたま正解:1問
電力と同様に、過去問、テーマ別の学習を3回以上解いて臨みました。
前回の試験の結果がひどかったため、機械は力を入れて勉強していました。
結果は間違い3問と良い結果となりました。
B問題は6問中5問正解です。
法規1回目
勉強時間
1日平均3時間で2か月
合計:180時間
正答率
11問中16問正解 → 合格
理解して正解:8問
自信無しだが正解:3問
たまたま正解:0問
法規は直前の3ヵ月位前から開始しました。
理解も大切ですが、暗記と捉えてしまった方が点数に繋げやすいです。
最初は中々頭に残らなかった文章も、何度も繰り返し解くことで徐々に染みついてきます。
短期間に早いスピードで繰り返し解きながら勉強するのがおすすめです。
まとめ
科目別の累計の学習時間は、
理論490時間、電力660時間、機械660時間、法規180時間
科目別の学習時間の比率は、
理論:電力:機械:法規で2:3.5:3.5:1
となりました。
勉強時間だけ合否が決まる訳ではありませんが、繰り返し問題を解いたことが合格に繋がりました。
理解ももちろん大切ですが、問題に慣れることも重要です。
また、試験では半分以上理解したうえで問題を解かないと合格には難しそうです。
私の場合たまたま正解は2~3問ってところでした。
目指している方の、今後の勉強の目安になればと思います。