こんにちは。
パイオニアのドライブレコーダーに新しいモデルが加わり、気になったので調べました。
発売されたのはND-DVR20とND-DVR30です。ND-DVR40も発表はされていますが、発売は12月のようです。
現在ND-DVR10という半年前に出た旧製品を使用しているので、その比較と合わせて確認していきます。
加えて個人的に気になっているケンウッドのDRV-610も比較しました。
記事の内容
ND-DVR30/ND-DVR20とND-DVR10を比較
まずは主な仕様を表にして比較してみます。
項目 | ND-DVR30/20new | ND-DVR10 |
---|---|---|
記録解像度 | 2304×1296p | 1920×1080p |
フレームレート | 27.5fps | 同一 |
画面サイズ | 2.4インチ | 同一 |
電源電圧 | DC5V | 同一 |
動作温度範囲 | -10℃〜+60℃ | 同一 |
保存形式 | MP4 | 同一 |
同梱SD | 8GB(microSD) | 32GB(microSD) |
衝撃検出記録 | 検知前20秒、後10秒 | 検知前後10秒 |
駐車監視動作時間 | 50分 | 同一 |
駐車監視録画範囲 | 検知前20秒、後10秒 | 検知前後10秒 |
画角 | 水平110°垂直56°対角132° | 水平105°垂直55°対角127° |
付属ソフト | 有り | 無し |
発売日 | 2017年9月 | 2016年2月 |
価格 | 24,500円/23,000円 | 17,000円 |
センサー画素数が200万画素から300万画素に増えたことによって、より高精細な映像が撮影できるようになりました。
また、走行中の衝撃検出時、駐車中のイベント時の録画時間も少しではありますが、検知前が20秒となっています。
ただ気になるのが付属microSDカードの容量が小さくなっている点です。
以前のND-DVR10は32GBが同梱されていたのに対し、今回の新製品は8GBですのでかなりケチられている印象を受けざるをえません。
HPによると8GBのSD使用で最大記録サイズだと50分しか撮影できないみたいです。これでは不足と感じる方が多いと思います。
32GBだと3時間半の録画となりますので、これなら同時に別途microSDカードを購入した方がいいですね。
ND-DVR30/ND-DVR20の機能
続いて機能面を詳しく見てみます。
- ダブルレコーディング
- 偏光フィルター
- イベント録画機能の向上
- 駐車監視機能の向上
- 専用PCソフトでの再生
ダブルレコーディング(ND-DVR30のみ)
今回の新製品の大きなポイントではないでしょうか。
ND-DVR30の映像に加え、バックカメラまたは車内の映像を同時に録画する事ができるというものです。既設のバックカメラでも使えるようなので、別売りの分配器(RD-VRD10)への入力さえできれば録画できそうですね。
車内用のカメラ(ND-FLC1)も準備されており、別途購入で車内を撮影できるようになります。
偏光フィルター
ND-DVR30は別売り、ND-DVR20は標準で装備されています。
偏光フィルターを通すことで、明るさや光の方向で発生するダッシュボードの映り込みを軽減する事ができます。
でもこの映り込みってダッシュボード付近に取り付けた時にしか起きないような気がするんですが、どうなんだろう。。。(すみません、私の印象です。)
現在、ND-DVR10を使用していますが、これまで特に気にしたことありませんでした。
イベント録画機能の向上
衝撃映像に関しては、旧モデルは前後10秒だったのに対して、衝撃検知の前20秒、後10秒が録画されるようになりました。
事故等何か起きた時にしか使わないかもしれませんが、この撮影時間の拡大は有難いです。10秒って意外に長いですしね。
また新たに追加された機能が、「危険挙動録画機能」です。
急ハンドルや急発進など危険な挙動が検出されたときに「ピッピッピッ」とブザーが鳴って自動で録画される仕組みです。
これだと何かあった時に、自分でイベント録画ボタンを押す必要が無くなるので便利かもしれません。
駐車監視機能の向上
駐車中の衝撃・動体検知も同様に検知前の時間が10秒伸びています。
私自身、この駐車監視機能が欲しくてドラレコを取り付けた経緯がありますから、この時間拡大は個人的に嬉しいです。
旧製品のND-DVR10ではありますが、駐車監視機能について記事書いていますので良かったら見てみてください。
ND-【ドライブレコーダー】DVR10の駐車監視モードについてメーカーに問い合わせてみた
専用PCソフトでの再生
旧製品には無かった専用ソフトが付属するようになりました。
地図との連携で地点ごとの時刻、速度などが表示されます。
ただしWindowsのみです。
ND-DVR30とDRV-610の比較
個人的に気になっているケンウッドのDRV-610も調べました。
まずは仕様の比較です。
項目 | ND-DVR30new | DRV-610 |
---|---|---|
記録解像度 | 2304×1296p | 同一 |
フレームレート | 27.5fps | 同一 |
画面サイズ | 2.4インチ | 2.7型 |
電源電圧 | DC5V | 同一 |
動作温度範囲 | -10℃〜+60℃ | 不明 |
保存形式 | MP4 | 同一 |
同梱SD | 8G | 16G |
衝撃検出記録 | 検知前20秒、後10秒 | 検知前後10秒 |
駐車監視動作時間 | 50分 | 15分 |
駐車監視録画範囲 | 検知前20秒、後10秒 | 検知前後10秒 |
画角 | 水平100°垂直56°対角132° | 水平121°垂直59°対角141° |
付属ソフト | 有り | 同一 |
発売日 | 2017年9月 | 2016年3月 |
価格 | 24,500円 | 16,000円 |
DVR-610は半年前に発売されたモデルですが、3M記録が可能になっています。
値段もかなり下がってきていますね。
DVR-610は駐車監視機能が若干劣りますが、他の点では大きな差は感じられません。
ケンウッドは16GBのmicroSDカードが付属しています。
パイオニア同様少ないですね。この辺は「基本的に自分で買って」ということでしょうか。
DRV-610の機能
このケンウッドの製品にも衝撃検知による録画、駐車監視録画機能が付いています。
パイオニア製品に今回から付いた危険挙動記録は付きません。
- 運転支援機能
- ダブルカードスロット
- 専用PCソフト付属
運転支援機能
前方衝突、車線逸脱、発進遅れにおいて警告音を鳴らし注意を促します。
こういった画像情報を使った支援機能はパイオニアにはありませんね。
でも口コミによると「あまり期待しない方がいい」なんてことも書かれていますので、これメインでの購入は避けた方がいいかもしれません。
ダブルカードスロット
これは映像を見たり、編集する人にとってはとても便利です。
micoSDカードを取り外して自宅PCで映像を確認し、次運転する時にカード入れ忘れてた、なんてことがあります。(実際によくやってしまう)
専用PCソフト付属
なんとケンウッドではMacにも対応しています。
抜かりないですね。
走行経路やイベント、速度などが地図上に表示されます。
まとめ
以上、パイオニア新製品のND-DVR30、ND-DVR20、旧製品のND-DVR10、ケンウッドのDRV-610について調べました。
ND-DVR30はバックモニターの映像も同時に録画できるというこで、かなり欲しくなりました。「追突して逃げられた」となった場合にはかなり有効ですね。
パイオニアから新製品が出されたということで、ケンウッドからも近いうちに出されるのでしょうか。
そうであれば楽しみです。
価格も徐々に下がってきそうですね。
一緒にこちらの記事もどうぞ。