こんにちは。
知り合いからエクセルで保存ができないという相談を受けました。
画面を見せてもらうと、
『'~~~'の保存中にエラーが検出されました。いくつかの機能を削除または修復することにより、ファイルを保存できる場合があります。新しいファイルで修復を実行するには、[続行]をクリックしてください。ファイルの保存を中止するには、[キャンセル]をクリックしてください。』
との文字がポップアップで表示されています。
ちなみに[続行]をクリックしても保存できません。。。
今回どのように確認を行い、対処したかを書いておきます。
原因
これまで何度かこのエラーを見てきていますが、違うPCで作ったエクセルのデータを切り貼りして一つのファイルを作ろうとしたときに多く起きている印象を受けます。
色々な人にファイルを作ってもらって、一人がまとめるという作業を行ったときなどですね。
このエラーの原因は写真やテキストボックス、図形でエラーとなる場合が多いです。
根本的な理由はわかりませんが、入力した何かしらのデータでエラーが起きているのかなという感じです。
なのでエラーを起こしているデータを見つけ、それを削除または修正するというやり方で対処していきました。
行ったこと
効率よくエラーのデータを見つけるために、的を絞るように「シート」→「行や列」→「図形」の流れで確認を行っていきます。
以下を順番に行いました。
- シートごとに新規ブックに保存
- 行または列ごとに新規ブックに保存
- 図形ごとに新規ブックに保存
各データを新しいブックに保存していき、どの箇所がエラーを起こしているかをそれぞれ確認していきます。
①シートごとに新規ブックに保存
シートタブを右クリックして「移動またはコピー」から新しいブックをクリックします。
コピーを作成するのチェックも付けておきましょう。
これを各シート繰り返して行い、そのたびに新しいブックで保存していきます。
もし同様の表示が出て保存ができないようなら、そのシートの中にエラーが含まれています。
逆にエラーが出ないなら問題のないシートです。
これでエラーを含むシートとそうでないシートを切り分けられます。
②行または列ごとに新規ブックに保存
上の方法でエラーを含んでいるシートがわかりました。
今度はそのシートの行ごとまたは列ごとに、新しいブックにコピペして保存を繰り返し行っていきます。
行か列かは効率よく確認を行える方を選びましょう。
これによりどの行または列でエラーが発生しているかが判明するはずです。
③図形ごとに新規ブックに保存
最終段階です。
上でエラーを含んでいる行、または列がわかったので、今度はどのデータがエラーを起こしているのかを確認します。
面倒ですが、対象の写真、テキストボックス、図形をこれまでと同様に「貼っては上書き」ということを続けていきます。
エラーが発生して保存ができないと表示されたら、その時に貼り付けた図形がエラーの原因です。
まとめ
エクセルで
『'~~~'の保存中にエラーが検出されました(省略)』
というエラーが出たときの対処を書きました。
今回紹介したのは、『エラーを起こしているデータを探して修正する』というのを基本とした方法です。
写真や図形が原因でなければ、シートを別のブックへコピーするだけで直ってしまう可能性があります。 これならすぐに作業に取りかかれますね。
参考になればと思います。