のんびりよりみちきっぷ

考えた事や実施したことをのんびりと。

マキシコシってどんなもの??ペブルを9ヶ月使用した感想。

こんにちは。

 

子供が生まれて車移動がある人ならまず考えなければいけないのがチャイルドシート。

様々なメーカーから発売されていますが、私たちが選んだのはマキシコシのペブルです。

 

そしてこのペブルをおよそ9ヵ月使用しました。

実際に使ってみてどうだったのか、その感想を書いていきます。

 

マキシコシとは

まずマキシコシ(Maxi-Cosi)についてですが、これは日本のブランドではありません。育児の先進国と言われるヨーロッパの北部に位置しするオランダ発のブランドです。

 

シンプルながらおしゃれなデザインで日本でも注目されているブランドで、豊富なカラー展開も人気の一つですね。

 

マキシコシの安全基準

f:id:yorimichi_ticket:20180322081236j:plain

ヨーロッパといえば出産や育児の制度が整い、教育費も日本に比べて断然安いのがよく知られていますが、チャイルドシートの安全基準も先進的。マキシコシの一部の商品でも対応している『i-size(R-129)』はヨーロッパで生まれの基準です。

 

この『i-size』は2013年に設けられた基準で、具体的には車との相性を高めたり(ISOFIX)、側面からの衝撃の強化、使用期間や取り付け方向が厳密に定めています。

そのため、『i-size』適合商品であれば使用方法を守ることでより安心して赤ちゃんを車に乗せることが可能になります。

 

日本はというと現時点で採用されているのが『ECE R44』。2006年10月に安全基準が変更され2012年7月に完全適用となりました。ちなみにこの基準は『i-size』の前のもので、この時まるごとヨーロッパの安全基準が採用されました。

ヨーロッパの基準に則っているオランダ発のマキシコシであれば安心して使用することができますね。

 

マキシコシの商品展開

マキシコシは乳児用、幼児用、学童用のチャイルドシートを揃えています。

これらのうち『i-size』適合の商品は、乳児用の「ペブルプラス」と「アクシスフィックスプラス」、幼児用の「2ウェイパール」です。

 

また『ISOFIX』を使用する場合には専用のベースメントを別途購入する必要があります。

ベースメントについてはこちらの記事をどうぞ。

何が違う?マキシコシのベースメント。2ウェイフィックスとファミリーフィックス

 

f:id:yorimichi_ticket:20180319215325p:plain

http://www.maxicosi.jp/

 

各商品の比較 

f:id:yorimichi_ticket:20180319220549p:plain

http://store.airbuggy.com/

 

エアバギーのサイトに分かりやすい表がありましたのでお借りしました。

 

どの月齢でも『ISOFIX』を選択することが可能になっています。2012年以降発売の車をお持ちの方であれば『ISOFIX』によって「確実に」「正しく」固定させることができます。 

 

『i-size』の項目では、使用期間が体重ではなく身長が目安になっていることが分かります。これも『i-size』の特徴で成長に合った切り替えの時期をより把握しやすくするためです。

また、生後15ヵ月までは後ろ向き装着とも定められているため、幼児用の取付はそのようになっています。

 

今回感想を紹介しようとしているペブルに関しては『i-size』非対応となります。

もし『i-size』製品を購入しようとする場合にはペブルプラスを選びましょう。

 

マキシコシはカラーが豊富

f:id:yorimichi_ticket:20180319222815p:plain

マキシコシはカラーも豊富です。 画像はペブルを例にしたカラー展開ですがWEBでは9色が販売されていました。

好みに合わせて選べるというのが嬉しいですね。

 

私たちが購入したのは??

f:id:yorimichi_ticket:20180321200107j:plain

乳児用の商品には「ペブルプラス」、「アクシスフィックスプラス」、「ペブル」、「カブリオフィックス」がありますが、私たちは「ペブル」を購入しました。

 

そもそも所有している車がISOFIXに対応していなかったので、「ペブル」か「カブリオフィックス」の選択になりますが(ペブルプラスも使えるが、ISOFIXでないとi-size適用とならない。)、シートの幅が少し広く、機能面で多少有利ということで「ペブル」を選びました。

 

ペブルとカブリオフィックスの違いについてはこちらの記事をどうぞ。 

表にまとめて違いをチェック。ペブルとカブリオフィックスを比較

 

当然他のメーカーも検討しましたが、ペブルが4Wayであるということが決め手となりました。これはトラベルシステムとも呼ばれ、チャイルドシート、ベビーキャリー、バウンサー、ベビーカーの4種類の使い方ができる機能です。

 

車を頻繁に使う予定でしたのでベビーキャリーとして「寝たまま」乗せたり降ろしたりできるというのは魅力でした。

 

ペブルのここがいい!

これまで実際におよそ9ヶ月使用してきましたが、その中で「ここが良い」、「これが便利」というポイントを紹介します。

用途別にまとめました。

 

チャイルドシートとして

f:id:yorimichi_ticket:20170808074327j:plain

私たちは日産のノート(初期型)にシートベルトで固定していました。

 

最初は「ISOFIXならワンタッチで簡単なんだろうな~」とISOFIXを羨ましがっていましたが、シートベルトも慣れれば簡単!30秒もあれば簡単に固定できます。

 

購入の決め手となっていた「寝たまま」はとても魅力的な機能です。「家に到着する5分前に寝てしまった、もう少し寝かしてあげたい。。。」という状況で何度助けられたことか。車からチャイルドシートごと降ろして家の中でそのまま寝かせることができます。

 

チャイルドシートを使っていると別の車への乗せ換えたり、未使用時に車から降ろすという状況も出てきますが、ペブルは軽いのでこれも楽に行えます。他のメーカーだと(形は違うが)10kg以上の物もありますね。ペブルの本体は4kgなので女性でも片手で持ち上げることができます。

 

Good

・シートベルトでも車への取り付けが簡単

・寝せた状態で車に乗せられる

・軽いので載せ替えが楽

 

ベビーキャリーとして

f:id:yorimichi_ticket:20180322082329p:plain

http://store.airbuggy.com/

これはシートに赤ちゃんを乗せて取っ手を持って運ぶことができるというものです。バウンサー機能もありますので、車から降ろしたあと家でもそのまま寝かしておくということ可能です。実際に何度もこのような状況がありました。

 

あとは赤ちゃんの首が座っていない状態で乗せた時もあったんですが、首を極端に気にせず移動させられたのは良かったですね。

 

Good

・本体が軽くて持ち運べる

・家→車→目的地で全て乗せたままの移動が可能

 

ベビーカーとして

f:id:yorimichi_ticket:20180320202250j:plain

http://www.airbuggy.com/

 

ペブルはカート部分を準備することでベビーカーとしての機能も果たせますが、私たちはベビーカーとしては使いませんでした。

カートの値段が高くて少し躊躇っていましたし、悩んでいるうちに知人からベビーカー本体を貰えたのでその必要が無くなりました。

 

ただ、使っている方をスーパーやショッピングモールで何度か見かけています。

ズバリ、その印象は「かっこいい!」です。ドッキングになるため収納や機能は少ないですが、シンプルにまとまっていておしゃれなんです。

 

対象月齢が15ヵ月までということで使用期間は限られますので、使う場合には早い段階から準備したほうが良いですね。

 

ドッキングを行うなら、主にクイニーザップかエアバギーが挙げられます。

セット販売品であればお得に購入することができますのでチェックしてみてください。

 

QUINNY クイニーザップ + マキシコシ

 

Good

・シンプルでおしゃれなベビーカーとして使える

・ペブルの対象月齢が15ヶ月ほどなので購入するなら早めがオススメ

 

その他

その他にはカバーが洗えることやサンシェードが付いていることが挙げられます。

 

まず洗えるという点では、ペブルの場合にはカバー、ヘッドレスト、お尻の下のクッションが本体から分離できそれぞれを洗えます。よだれや汗などで汚れることがあるのでこれは必須ですね。

カバーは下の画像のように本体から分離できます。

f:id:yorimichi_ticket:20180321200223j:plain 

 

サンシェードは上部に格納できるので使うときだけ引き出すことができます。日の光の方向によってはカバーしきれない場合もありますが、あると便利なアイテムです。

f:id:yorimichi_ticket:20180323195819j:plain

 

Good

・カバーを洗える

・サンシェードが付いていて未使用時は格納できる

 

ペブルのここがもう一歩

いくつもの良い点を挙げてきましたが、もう少し改善してほしいという点もあります。

 

熱のこもり

特に夏場ですが、ペブルに20分ほど乗せていると背中に熱が相当こもります。おそらく構造的な問題で熱が逃げる場所が全くないんだと思います。

遠出をする場合には要注意で、いつの間にか汗ぐっしょりになったり急に大泣きってことがありました。

 

何分かおきに休憩ってのも手ですが、私たちが使ったのはこの保冷具です。

保冷・保温やわらかシート ライトブルー

 

これがあると熱のこもりが解消できます。あまりにも冷えすぎる場合にはクッションの下に保冷剤だけをセットするといいです。

ちなみにこれはレンジで温めることで保温剤としても機能します。とても便利なので気になる方はぜひ!

 

機能の割に値段が高い

ペブルは割と構造が単純で本体に付いている主な機能を挙げるとすれば、ベルトが跳ね上がるウイングハーネス、ヘッドレスト調整、サンシェードの付属程度です。

4Wayで様々な用途に使える点は良いですが、構造や機能の割に高いという印象を受けました。

買って後悔は全くしていませんが、もう少し安かったらなという感じですね。

 

ユーザーの声

f:id:yorimichi_ticket:20180323190123j:plain

私たちはこのペブルに満足していますが、他のユーザーさんたちはどんな印象を持っているのでしょうか。

Twitterを参考にしてみました。

 

マキシコシに関する投稿をみていると便利という意見が多いですね。

一方で、暑い、ちょっと重いという意見はやはりいくつか見受けられました。

 

 

 このような意見もありますが、全体的に満足いく意見が多いですね。

 

まとめ

マキシコシのペブルがどんなものか、9ヶ月使用した感想を含めて紹介しました。

 

私たちはペブルの特徴でもある4Way(チャイルドシート、ベビーキャリー、バウンサー、ベビーカー)の機能全てを普段使っている訳ではありませんが、移動の際に相当楽をすることができています。

 

安全面、機能面でとても魅力的な商品でした。

持ち運べるという点はやはり便利でしたし、購入して良かったですね。

購入を悩んでいる方がいれば是非背中を押したい商品です。

マキシコシ ペブル